学校の成績が上がったら嬉しいですよね。
大人は、子どもにいっしょうけんめい勉強してほしいと願っているものです。
では、勉強ができるとはどういうことでしょうか?
今回は成績に対する評価について書いていきます。
テストで80点を取った子がいたとしたらなんと声をかけるでしょうか?
「よくがんばったね!」と褒めるでしょうか?
もちろん、正答率がおおむね80%を超えるとしたら単元に対する理解度は高いと思いますので、たくさん褒めてあげてください(笑)
しかし、これが問題数10題の、平均点が90点の漢字テストだったらどうでしょうか?
もしかしたら、8問の正解より2問の間違いの方が気になるかもしれません(笑)
高校の数学のテストでは、赤点のラインが30点以下だったりします。
いつも補修を受けている子が50点を取れたら大健闘でしょう(笑)
担当の先生は喜ぶかもしれません。
しかし、国立理系クラスの生徒で数学が50点だったら落ち込みそうですよね?(笑)
面談のときに保護者や担任にチクチク言われるかもしれません(笑)
成績の良い悪いというのは相対的なものです。
極端に言えば、0点でも「受験した」という姿勢を評価されることもあるし、100点を取っても「解答に時間がかかりすぎた」と反省する子もいます。
ただ、相手に対する承認は無条件でできます。
20点だった子も「20点は正解できた」と捉えることもできるし、80点で悔しがっている子も「80点の実力は持っている」と前向きに見通しを立てることもできます。
「80点も間違えた!」や「どうしてあと20点取れないんだ!」と思うより、次のテストで力が出るかもしれません(笑)
自分を見つめ、実力を出し切ったときに「いい成績」が取れるのかもしれません。
子どもの現状を受け止め、サポートできることを見つけていきましょう!
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