やる気を引き出す言葉

今回はやる気を引き出す言葉について書いていきます。

モチベーションを引き出すのは指導者の重要な役割ですが、子どもには子どもの事情があり、やる気は毎日一定ではありません。
子どもは、部活で疲れているかもしれないし、家族と言い争いをして落ち込んでいるかもしれません。
なんとなく遊びたくてうずうずしてる子もいます(笑)

個人ごとに事情は異なるので、コミュニケーションのなかでその日の相手の様子を探っていきましょう。
…という前提はもちろんなのですが、時間は限られているし、毎回一人ひとりに密に働きかけるのは難しい側面もあります(笑)

「個人ないし、集団に対して一瞬で求心力を発揮する」という逆の発想に立った時、効果的なのはキャッチフレーズです。

集団をけん引するリーダーは、時にわかりやすい言葉で人心を集めてきました。
オバマ元大統領の「Yes,we can」や「change」などのフレーズは短いながらも印象的で、人々にポジティブな未来を予感させました。
明智光秀の「敵は本能寺にあり!」も、もしも自分が明智軍の兵士だったら力が出そうですよね(笑)
塾業界では林先生の「今でしょ!」が有名かもしれません。

実際には場面ごとに言葉の意味があり、それが曲解されて伝わることもありますが、印象的なフレーズは人の心に残ります。

「点数が上がりづらい子を励ます言葉」や「試験前にやる気を上げる言葉」など、シチュエーションに応じて使えるフレーズを持っていると、ここぞというときに空気を変えられるかもしれません。
あるいは、上記のような有名な言葉の意味を自分なりに考えてみてもいいでしょう。

名言として語り継がれるものは、端的に話者の世界観を表しているようにも思います。

ご自身の思いを言葉に込めるとどうなるか、伝わったときにどんな感動を与えられるか、想像してみるのもおもしろいのではないでしょうか。