悩みを見つめる

現代人の多くが悩みを抱えており、
大なり小なり、懸案を抱えながら
日常を生きているものです。
そして、悩みを抱えて
しんどくなっている人もまた、
世の中にありふれているでしょう。

今回は悩みの捉えかたについて書いていきます。

悩んでいるということは、問題が
現状の自分の実力を超えている
ということです。
その場で楽々と解決できるなら
思い悩むことはありません。
誰かに相談して解決できるにしても、
相談するまでの間は、
「誰に相談しようか」
「なんて話を切り出そうか」
と、悩みに手を打てていない
状況にあります。
しつこいですが、適切に相談できるなら
そもそも悩んでなどいないからです(笑)

これは「自分のダメさを認識しろ!」と
言いたいわけではありません。
あなたは決してダメではありませんが、
「悩みの大きさは
今のあなたを超えている」
ということを知ってほしいのです。

これがわからないと、
「自分で乗り越えなくてはいけない」と
無理をしすぎてしまったり、
「こんなことを相談するべきでない」と
恥を感じてサポートを求めることが
難しくなったりします。

赤ちゃんが自分でミルクを飲めない
からと怒ったりする人はいませんし、
お年寄りがパソコンの使い方を
わからなくても仕方がないでしょう。

それと同じように、
自分の内側の悩みも
自分にとっては妥当で、
他の人にどう思われようと
意味があります。

些細なことに思えたとしても、
自分が悩んでいることを受け入れ、
悩みとどう付き合うかを見つめて
いけるとよいと思います。